ケミカルリーマンの生活を研究するブログ

化学メーカーで研究開発する筆者が日々の生活を考察していきます。

【仕事】サラリーマンの昇格試験。そもそも管理職が偉いのか問題

どうもこんにちは。

ケミカルリーマンのdaba(@chemryman)です。

 

前回の「論文で仕事の能力が見極められるのか問題」の続編として、「そもそも管理職が偉いのか問題」を書いていきます。

 


【仕事】サラリーマンの昇格試験。論文で仕事の能力が見極められるのか問題。 - ケミカルリーマンの生活を研究するブログ

 

今回も引き続きAさん(仮名)に登場してもらいます。勝手に。

 

Aさんは、

「与えられたテーマに対し、ひとりで実験をこなしていける」ことを「仕事ができる」ことだと考えている

ために、昨年度の試験が不合格だったのでは、と私は書きました。

あなたに求められる能力はそれだけじゃないんですよ、と。

 

 

でも、Aさんには能力がない、とも違います。

 

そもそもきっかけとなった言葉をぼそっと呟いたのも、本人は実験を進める能力に自信があるからだと思います。

実際、たくさん知識はあるし、実験はうまいと思うし、成果を出しています。

私はその点スゴいと思うし尊敬しています。

きっと、いわゆる(昔ながらの)研究者というか、職人というか、そんなタイプの方なのでしょう。

 

 

一方で、私達が受ける昇格試験は、将来的には課長職や部長職といった管理職に繋がっているものです。

そして昇格すると同時に給料も上がっていく仕組みです。

 

つまり、みんな管理職を目指そう!管理職は仕事ができて偉いんだそ!だから給料もあげちゃうよ!

という会社の考えが読み取れます。

 

でも、これで良いのでしょうか??

 

会社にとって、必要とする能力は他にもいろいろあるはずです。

そして、会社が求める能力には等しく相当の対価や地位(裁量)があっていいはずです。

「R&Dの研究者としての昇格」があってもいいはず。

 

マネジメントができる能力と、実験ができる能力って直接の比較はできないけれども、同じように価値はあるはずですから。

 

(そもそもマネジメントできない部長がいる!みたいな話は置いておきましょう。)

 

人それぞれ個性があり、得意とする仕事の領域も違うわけです。

それぞれの能力が最大限発揮され、成果を認められ、それに見合った報酬が得られる仕組みにしていきたいものです。