ケミカルリーマンの生活を研究するブログ

化学メーカーで研究開発する筆者が日々の生活を考察していきます。

【仕事】たまには出張もしてみよう。ちょっとした非日常が新しいアイデアをきっともたらしてくれるから。

どうもこんにちは。
ケミカルリーマンの駄馬です。
今日はちょっと遠くまで出張してきました。
溜まっていたポイントで新幹線のグリーン車に乗り、洗練されたオトナ気分を味わいながら帰路につきます。

定期的にふと思うのですが、実験が主な業務となる研究開発職のひとは会社に閉じこもりがちですよね。
そんなひとこそ、出張して外に出るべきだなと思っています。
研究室に配属されている学生さんも一緒ですよ。

なぜ出張するべきかと言うと、
・普段はでないような新しいアイデアや気付きがでやすいから
・何か新しいことを始めてみようと思えるから
です。

出張するときは
・普段より長い移動時間を伴い、
・普段とはちがうひとと出会う、
ことが特徴的です。
つまりはちょっとした非日常なわけです。旅行みたいなものでしょう。

この特徴として挙げた長い移動時間については、それがそのまま考える時間になります。
普段の通勤時間でも考えることはできますが、それは日常のルーティーンです。
今日はどんなスケジュールで仕事を進めよう、とか、この案件はこんな感じでいこう、とか。
一方出張の移動時間は、目先のことに縛られない自由な時間となり、普段よりも広い視野、長いスパンでの思考ができます。 

また、長い移動時間では、読書やネット検索などじっくりと普段とは違う情報源からインプットする時間がとれます。ここでインスパイアされながら考え事をするときに、ひらめきが生まれます。ひらめいたらその場でネット検索で確度を高めながら、メモに残すこともできます。


もうひとつが、普段と違うひとと出会えることです。
そこではいい意味でのちょっとした緊張感があるかもしれません。
専門とするバックグラウンドがちがうひとは自分とはちがう価値観、考え方をしているかもしれません。
この普段とはちがう環境が、新しい気付きを得るきっかけになるんですね。

今日は私は社内の別の拠点で実験をしてきました。
同じ会社といえど拠点によりルールがちがう、設備がちがう、スピード感がちがう、優先順位がちがう、などなど戸惑いが多いものです。
でも、こういう他流試合の環境でこそ、実験のやり方や組織運営のやり方に気付きが得られ、小さなイノベーションが起きるんですよね。


しかし、研究開発職の場合はあまり出張する機会が多くないかもしれません。
だからこそ、「敢えて出張を入れる」ことをおすすめします。
とくに出張する理由もないひとは学会に顔を出してみるのはいかがでしょう。
この時期ですと大きいところでは日本化学会がありますね。私も出席します。

そして、出張した分はちゃんと成果報告も忘れずにしないといけません。
「直近の課題を解決するヒント」が得られると報告しやすいのですが、それが難しい場合は、「他社動向や注目技術の定期調査」、「新しいビジネステーマの技術調査」あたりがそれっぽい理由で報告になりそうです。

ただし出張しすぎには注意ですね。
私も今月は出張が多く、実験がなかなかできないのでスケジュール調整ミスったかなーと反省…


ちなみに私は自分や家族の将来を考え、仕事の将来を考え、このブログを始めることを決め、実際にこのブログを開設しましたのは、すべて新幹線の中での話です。
たまたまかもしれませんし、だいぶ時間が掛かりましたが…



ところで今日のグリーン車は異様に込んでました…!学生の集団が多かったので、春休みのパック旅行かなにかでしょうかねぇ。オトナ気分とは程遠い新幹線でした。