ケミカルリーマンの生活を研究するブログ

化学メーカーで研究開発する筆者が日々の生活を考察していきます。

【男性の育休】パパになる人もパパになった人も読んで欲しい育休の話(1)私の事例

 どうもこんにちは、daba(@chemryman)です。

1児のdaba…ならぬ、1児のパパです。

以前、育休のため1ヶ月お休みを頂いたことがありました。

今日はその際の私の体験談をお伝えしたいと思います。

 

 

パパになる人も、なった人も、

育休を取りたい方も、取ってほしい方も。

ぜひ読んで頂き、参考になれば幸いです。

 

私が育休を取得した理由

 

理由は2つありました。

 

ひとつめは、妻が出産直後からひとりで育児をするのはさすがにしんどいだろうと思ったからです。

私たちの近くに親類はいませんでしたし、親は祖父母の介護をしており、さすがに呼ぶことも難しかったです。

 

もうひとつが、自分自身が育休を経験してみて、「男性も育休を取れるんだ!」という感覚を会社の人に持ってもらいたかったからです。

働き方改革みたいなものに興味がありました。周囲はそんな雰囲気ではありませんでしたが、私が前例を作れば少しは雰囲気が変わるかなと思ったわけです。 ちょっとおこがましいですが。

 

ちなみに職種としては化学系のメーカーの研究開発職です。それまで、私の務める会社で男性が1ヶ月の育休を取得した例は聞いたことがありませんでした。

 

 育休取得で大事なことは、ズバリ産まれる前の準備です。

 

話は遡ること、我が子が産まれる半年ちょい前です。

妻はつわりがひどかったようで、ほぼ寝たきり状態でした。

基本的な炊事、洗濯、掃除、買い物はすべて私ひとりでやっていました。

(世の男性諸君、やればできるものですよ。しかし世の中のいわゆる働く女性を思うと、決して誇れることではないのです…。)

 

出産前ですでになかなかしんどかったのですが、産後私達2人で育てる計画ですし、出産後もなかなかしんどそうということが予想されます。

そこで、育休を考えている旨をその時点で上司に相談しておきました。

育休を取らせてください。1ヶ月。

少し迷いましたが、妻の体調や、親類の応援が期待できないことも伝えておきました。

本来はプライベートなことは話す必要がないのでしょうが、事情を理解してもらうのに必要なことはお話しました。

 

 

体調が優れない時期も1、2ヶ月で落ち着き、その後は平穏が訪れました。新幹線で軽く旅行にも行ったりもしました。

二人での生活はこれが最後です。(しみじみ)

 

そして妊娠後期。

この時期も穏やかに過ごせました。あまり遠くへ遊びにはいけませんでしたが。

 

この間に業務の引き継ぎを行いました。

1人で1テーマの担当から、2人で2テーマを担当するような形にしてもらい、お互いがどちらのテーマも取り組めるようにしました。

これで私がいなくてもきっとどうにかなります。

関係者には事情を説明して、担当者の調整や納期の再設定をお願いしました。

 

 

いざ出産。そして育休へ

 

そして無事に出産しました。

(私はなにもやっていない)

育休期間は1ヶ月間です。

正確には、

会社の出産特別休暇が1週間、

有給で1週間、

育休が2週間、でした。

 

(ちなみにボーナス月の月末に育休取ると税金ががっつり帰ってきます!)

 

 

最初の1週間は買い出しと、子どもの受け入れ体制の準備です。

チャイルドシートを買って車に取り付けたり、

(なかなかうまく着けられない…!)

足りなさそうなガーゼやおくるみを買い足したり、

部屋のホコリをなるべく無くしたり…

などなど。

 

そのころ妻は入院していました。

お見舞いに行ってましたが、このときが妻の疲労のピークでしたね。

最初の2日間はウトウトするぐらいで一睡もできなかったと聞いております…

 

そして退院。

ここで初めて我が子を抱く。

落としそうでコワイ。

 

そして帰宅。

 

もう記憶もだいぶ薄れてしまいましたが、初めの1、2週間は結構楽だったように思います。

その頃の赤ちゃんは動かないし、寝てる時間が長いので。

泣いたときも理由がわかるので気楽です。だいたいミルクか、オムツか。あとは暑いか寒いか、ビックリしたか、ぐらいでしょうか。

夜中に何回も起こされるので睡眠不足にはなります。気は狂い気味になります。

 

 

そんなわけで、家でできるようにしていた会社のメールチェックや電話会議を駆使して、微妙に残っていた仕事を片付けたりもしていました。

時間的には余裕あったので、スカイプを使った英会話もしてみちゃったりしました。

 

 

そんなこんなで案外落ち着いた日々が続き、あっという間に育休の1ヶ月は過ぎました。

(最後の1週間は、私はひとりで手足口病にかかり悶絶し、かなり迷惑をかけましたが…!)

 

我が子と一日中一緒にいられる時間はこれで終わりです。

本気で自宅で仕事をしたいと思いました。

 

 

1ヶ月の育休を終えて

 

妻も産まれた直後の子供をひとりでみるのは不安だったでしょうし、

1ヶ月でも育休をとることはとても大きな意味があると思います。

 

でも、この1ヶ月間、気合と気力で乗り切ってきたことを忘れてはいけません。

出産直後に比べたらかなり休めたとはいえ、体調はまだまだ戻っていないのです。ずたぼろです。

 

育児の手助けをしてくれるひとを確保できない場合は、できればパパも3ヶ月は育休が欲しいところだと私は思います。

 

育児をこなせるか、の観点に加え、体調がある程度戻っているか、の観点もあるといいですよ、ということですね。

(ここは夫婦の絆の観点からもとても重要なはず。)

 

 

今後のこと

 

今回の育休取得は、周りの方々の配慮のおかげで、わりかし順調に事が進んだと思います。

この「周りの方々の配慮」っていうのは、当然必要なことではあるけども、なるべく自然な形であるべきかなと思っています。

ちょっと表現が難しいのですが、「いつ」「誰が」休んでも大丈夫なように、普段からチームづくりがなされているべきだし、

「育児」「親の介護」「自身の病気やケガ」といったことで自分が休みを必要とするかもしれないので、周りのひとが休むときには気持ちよく送り出せる心持ちでいるべき、とうことです。

 

実際のところは一筋縄には行かないことが多いのでしょうが、思考錯誤を繰り返して、それぞれのチームでの最適解を見つけ出していかやきゃいけないなと思います。

 

 

といった感じで、育休でお困りの方々のお役に立てることを願ってあります。

 

それでは!