ケミカルリーマンの生活を研究するブログ

化学メーカーで研究開発する筆者が日々の生活を考察していきます。

【仕事】「めんどくさがり」なあなたへの処方箋。私なりの対処法

おはようございます。

ケミカルリーマンdabaです。

化学メーカーで研究開発職をしております。

 

4月になり社歴がひとつ増えました。

振り返ってみて新卒の頃から成長したこと、成長できてないこと、たくさんあると思います。

みなさんは振り返っていかがでしょう?

最近の私の成長ポイントは「めんどくさがりな自分への対処法がわかってきた」ことです。

 

私はなかなかの「めんどくさがり」でして、めんどうな実験やデスクワークが苦手です。

つい後回しにしたり、なんならパスしたりしてしまいます。

案外、それでどうにかなることもあるのですが、結局後になって困ったりすることも多いものですね。残念ながら。

そこで色々考えまして、めんどくさがりな自分への対処法を編み出してきました。

今回の記事でご紹介してみようと思います。

特に「めんどくさがりな新入社員」や「ちょっと会社に慣れて中だるみしている若手社員」に役に立つかと思います。ええ、私のことです…

 

作業を最大限効率化し、とにかく集中して取り組み、なるべく短時間で終わらせる

めんどくさがりな方に送る対処法。これですね、結局は。

短時間で終わらせることが一番のポイントでしょう。

そのために、効率化と集中が必要です。

 

最大限の効率化

最大限効率化することは準備にあたります。

これが最初のステップです。

 

たとえば、手を動かす作業の場合は、「道具の置く位置を決める」と良いでしょう。

ハサミは右手に。

キャップも右手に。ボトルは左手に。

キャップを締め終わったボトルは左手の奥に置く。

どっちの手で持つか、と、使う順番はどうか、で決めます。

 

流れも決めましょう。

同じ作業はある程度グループ化すると良いかと思います。

イメージはこう↓

123, 123, 123, 123…ではなく

1111, 2222, 3333…といった感じ。

小学校の漢字ドリルで書き取りをするとき、「へん」だけ先にまとめて書きませんでしたか?

「村」の字を10個書き取るなら、さきに「木へん」だけ10個まとめ書きして、次に「寸」をまとめ書きして…

ってやると、普通に書くより早く書き終わるっていうアレです。

 

この準備のステップは、最初は考えながらの試行錯誤が必要ですね。

 

とにかく集中

次のステップは作業です。

一切考えないようにします。

考えると作業が遅くなるからです。

 

ミスなく、無駄なく一発で終わるように心掛けます。

次第によくあるミスもわかってくるので、当然そこも心掛けながら進めます。

 

振り返る

で、終わったときに成果を振り返りましょう。

こんな大量の作業がもう終わった!

案外10分も掛かってないじゃん!

みたいな、作業量と作業時間を振り返りましょう。

 

めんどくさいと思ってたことって、案外すぐ終わったりするんですよね〜。

その気付きが大事で、「大した作業じゃないんだ!」って思うとこっちのもので、次回以降の心理的ハードルがぐーっと下がると思います。

 

あとは作業に慣れましょう。

慣れれば慣れるほど作業時間を短縮でき、より楽になりますからね。

 

なぜめんどくさいと思うか?

 

めんどくさいことって、

「よくわからないからイヤ」とか、

「なんだかんだで時間がかかる」とか、

あとは、

「嫌だなーって思うからやる気も落ちて時間がかかる」とか、

そういった類のものが多いと思います。

でもこれ、結構、思い込みの部分がかなり強い。

 

だからこそ、作業が終わったら作業量と作業時間を振り返る。

やってみたら大した作業じゃないかも?と思い直す。

そうして成功体験を持つことがとても大事なんですね。 

 

めんどくさがりの自分から抜け出そう!

 

作業がめんどくさい

だから実験しない

だからデータが出ない

だからやる気がでない

 

もう、こんな悪循環から抜け出せますよ。きっと。

 

作業がめんどくさくなくなる

実験量が増える

データが出る

やる気がでる

 

こんな好循環が回るようになってくるでしょう。

 

私がこの「めんどくさがり脱却法」に気がついたのはほんとにこの数カ月です。

もっと早く教えて欲しかった…

 

最後に。

「めんどくさがりポイント」って仕事の他に、日常でもよくあると思います。

もっともっと色んなところで実践して、「めんどくさがらない」人間になっていきたいと思いまーす。

 

以上、ひとにオススメしたい仕事のテクニックでした!

【ブログ】脱初心者への取組み。Twitter登録とGoogleのツール類と、はてなブログへの乗換えと。

どうもこんにちは。

2月に開設したこのブログももう2ヶ月が経ちました。

ようやく記事数が20記事に達したところです。

はじめは記事作成に注力しようと考えていましたが、若干飽きてきたこともあり、少しばかりブログをいじってみることにしました。

備忘録がてら、今回やったことを簡単に書き記して行きます。

 

 

Twitterの登録

 

Twitterに登録しました。今更ながら。

有名なブロガーはみなさんTwitterしてますしね。

一応私なりの理由としては、

  • 仲間が欲しかった。理系仲間、ブログ仲間、企業研究者仲間・・・。
  • 記事にならないレベルの発信をしたかった。ほんとうに一言二言をつぶやきたくて。
  • ブログのアクセス数アップのため。Twitter経由の人が来てくれたらなー程度に。
  • Twitterをやりたかった。今までやったことがなくてね。

そんなところでしょうか。

特に個人的に重要なのが最後ですね。

恥ずかしながらTwitterは今まで食わず嫌いでした。

「イマドキの若者」がやっている印象でしたが、

「立派なオトナ」こそがしっかり使いこなしているサービスなんだなーと気が付きました。

私もうまく使いこなしてみます!

今日はじめてまともにTwitterを触ってみた感覚としては、

「細かい情報が多く非常に疲れる!」というところです。実際は。

精進します。

 

Google analytics, Google serch consoleへの登録

 

次いで、Googleのツール類の登録をしました。

Google analyticsはブログ内のアクセス解析として動線を確認するツール、

Google serch consoleはGoogleからブログに流入する際の検索ワードを教えてくれるツール、

だそうです。

登録してすぐに使えるというわけでは無いようですが非常に優秀なツールとのことで早速登録してみました。

 

登録は非常に簡単です。

こちらの検索式でGoogle検索しました。

Google analytics 初心者 はてなブログ

自分のブログサービス名をいれるのがオススメですね。

工程の最後に「自分のブログにタグを貼り付ける」ので、サービスに特化した記事がわかりやすいです。

 

はてなブログへの乗り換え

 

順番は前後しますが、livedoorブログからはてなブログに乗り換えました。

いやー乗り換えて正解でしたね。

livedoorはイケダハヤトさんが使っていたのでとりあえず選びましたが…

livedoorブログとの比較になりますが、今のところのはてなブログの感想としては

  • スマホアプリがサクサクで使いやすい。文章の装飾などもしやすい。
  • はてなブログの使い方に関する情報量が多い。調べるとすぐ出てくる。
  • 書き手の層が違う。たとえば学問系のブログが多い。つまり仲間が多い。

といったところです。

 

細かいところはブログのデザインをいじったとかありますが、

主要なところは上記3点です。

これらは登録して終わりではなく、どう使っていくかが大事なので、少しずつ勉強してみまーす。

 

それでは!

【化学】日本の化学業界も会社の垣根は溶けていく?

どうもこんにちは。
今日は化学業界の人材流動性について考えてみました。
 
先日の日本化学会ではキャリアに関するランチョン企画がありました。
本来は学生向けなのでしょうか、参加者は9割方学生さんです。社会人は私含め4人ほど。
 
最近の就活事情はどんなものか話を聞いてみよう…ぐらいの軽い気持ちでしたが、思いの外なかなかアツいイベントで参加して正解でした!
 

オープニング:博士を取ろう…?博士号は本当に必要?

 これからのキャリアを考える上で、将来を見通した計画を立てる必要があります。
いまの学生たちが最も働き盛りとなる40から50代になるのはおよそ20から30年後ですね。
その頃にはAIやロボット社会に入り込み、単純労働はほとんど駆逐されているでしょう。
その世の中でどう生きるか?を考えたとき、より高度な技術と思考力を持った人間が必要とされ、生き残れるでしょう。
(なので、博士号を取りましょう。)
 
といった内容の説明が冒頭にありました。
確かに将来の社会の変化を自分の事として受け入れていくべきですね。
結構みなさん聞き入ってましたね。
 
ただ、博士号のような資格は注目されなくなり、より実力重視で個人の中身が見られる時代になるのではないかと思いますが…いかがでしょう。これがいわゆるポジショントークかーと私は感じました。
 

質疑応答:化学系企業での進路について

 続いて、学会から選ばれたファシリテーターの自己紹介があり、
その後は6人ぐらいにグループ分けされたテーブルごとに、自己紹介と質疑応答の時間に入りました。
 
私の班は学生2人、若手社会人2人、ベテラン社会人2人、といった構成でした。参加していた数少ない社会人はすべてこのテーブルに集められたようです。
 
 
質問内容としては、
就職するか大学院に進学するか、とか、会社で不本意な異動があったがどう受け止めるべきか、といったもので、
それぞれ、大学院に進学するべき、とか、その場所でできることを精一杯やろう、といったアドバイスがなされていました。
 

アフタートーク:企業から自立した個人の例

私が面白いと思ったのは質疑が一巡したあとのアフタートーク的な時間でした。
 
製薬系のメーカーに勤めるベテランの方からの発言で、
「海外製薬メーカーでは、色んな企業が集まるカンファレンスの場でも割とオープンに技術の話がされる。(会社を超えて技術的な議論を深めているのだから、そんな海外メーカーに対して)日本の企業は技術で勝てるわけがない」というものがありました。
 
これはすごく痛感するところがあります。
「知の囲い込み」とでもいうのでしょうか。
データや技術知見が外に出ないので、日本のあらゆるところでほぼ同じような実験が何度も何度もされていることと思います。
単純に考えて無駄が多いよなーと。
もうちょっとこう、技術を共有化するプラットフォーム的なものがあってもいいのかなと思います。
ケムステは一つの答えかもしれません。
 
もうひとつ、同じ方から続けざまにもうひとつ興味深いコメントがありました。
「企業の技術者が本人の持つ技術や伝手を使ってコンサル的な仕事もする。」
 
技術は会社のものでもあるけれど、同時に個人が持つものでもある、というニュアンスを感じました。つまり個人が持つ技術を武器に会社の外で自立的に仕事をするということですね。
会社から独立する話は日本でもいろんな業界でよくある話ですが、それは個人でも動ける業界が多いですよね。
実験設備とかが必要な実験系の会社ではほとんど聞かない話ですし、こういう会社は知財が大事なのでコンサル的な仕事もほとんどないだろうと思います。
 実際に上記の例がどんな業務内容で、実際どれぐらいの数の事例があるのかはわかりませんが、とても気になる話でした。
 
そして最後に、核心的な言葉をさらっと聞きました。
「企業の境界が薄くなる」
 
いろいろと課題はあるのでしょうが、本質的な方向性としてはこれが答えなのだろうと思います。
ちょっとわくわくしてきますね。。
 
今の会社形態って、結構な無駄がありますよね。
似たような事業をやる会社がいくつもあって、互いに削り合う構造じゃないですか。
そのうち、会社対会社の構造から、たとえば対地球の構造になるかなと。
そうすると、会社の枠ってちょっと邪魔になりますよね。
 
その時、技術者は企業に属する形態ではなくなるのでしょう。
個人で、あるいは技術者グループに属する形態になるでしょうか。
やっぱり、個人は個人のスキルをとことん上げていき、自立できる人材になるとを意識していくべきですよねー。
 
「非中央集権」は今の時代を表す象徴的なキーワードだと思います。この流れがいずれ化学の世界にもやってくる、ということです。
ちょっと先の話かもしれませんが、化学業界のキャリアに関する話でした。

【化学】初めて日本化学会に参加してみた話。学会レビュー

どうもこんにちは。ケミカルリーマンの駄馬です。

 
先週、日本化学会、通称 日化に参加してきました。
高分子を専門とする私は高分子学会には毎年何かしら参加していますが、日本化学会は初めての参加です。
 
この記事はまだ学会のことをよく知らない学部生や修士の方、化学会には参加したことがなく気になっていた方に興味を持って読んで頂ければと思います。
また、化学会に参加している学生さんや先生方など中の人には、僭越ながら運営への提案として読んで頂ければと思います。
 
 
 

技術の根底を支える基礎研究が発表のメイン

日本化学会は基礎的な研究が発表の大部分を占めていました。
新しい反応や新しい触媒など、新しい〇〇を作る、あるいは〇〇を拡張する系の研究発表ですね。
こういった研究が日本の化学技術の根底を支えているのだろうと思います。
発表もいくつか聞きましたが、しっかりと研究を自分のものと捉えて堂々と発表していて、気持ちよく聞けました。
質疑の時間も議論がしっかり噛み合っていましたし、発表以外にも多くの実験が背景にあったんだろうと感じられ好印象でした。
研究生活の中で、指導教員から教育がしっかり適切にされているのでしょう。
有機合成を知らない人間が偉そうに何を言っているんだという話ですが!
 
一方、企業の研究開発職として見ると、今後当分は参加しなくてもいいかなと思いました。基礎研究であるほど新しい概念や材料はなかなか生まれないでしょうからね。
比較すると高分子学会は応用よりの発表が多いので、毎年新しい発表が多いです。
 

工業的な研究は少なめ。だからこそ価値が高い?

とは言いつつも、やっぱり応用寄り、工業寄りの発表もしっかりあります。フラーレン、有機半導体、導電性材料、などは工業化を意識したものがあり興味深かったです。
こういった材料は企業ではあまり新しいアプローチとか、基礎的な研究があまり多くないので、大学の研究は面白いですね。斬新です。
当然、企業と共同研究をしている or していた研究もありますが、まだまだ手がつけられていない部分もあるので共同研究狙いの企業研究者は学会での情報収集もいいですね。
 

学会と企業との繋がり

企業の発表はほとんどありませんでした。
セルロースファイバーなどの企画展では発表や展示があったかなというぐらいでしょうか。
企業はむしろ試薬メーカーや機器メーカーなどのブース出展がメインでしたね。
これらの出展では参加者の目を引くプレゼント懸賞が多く、ちょっとわくわくしました。
私はアンケートに答えてガラスメーカー ハリオのグラスをもらいました。
 
企業との結びつきとして考えると、高分子学会の方が、深く多様な結びつきを持っている印象です。
日本化学会で学んだ学生が、企業研究者として何らかの形でまた学会に帰ってくるというサイクルができると、より拡がりのある学会活動ができると想像します。
 

化学教育

研究室での教育が云々という話が上記ありましたが、高校での化学(科学)教育にも力を入れて取り組んでいるようですね。
化学教育の企画プログラムが組まれており、高校化学での実験教育に関する発表を聞けました。
私は化学教育に興味があり、小学生向けの科学実験教室に講師として参加したこともあります。
学校の授業での実験の話を聞くことはなかなかできないので貴重な機会だと思います。
ここで発表されていた先生は長年かなり実験に力を入れているようで、そんな先生に巡り合った生徒さんは幸せだろうなぁーと想いを馳せます。。
 

提案1:議論したい。時間をください…

ポスターが少なく、口頭発表がメインの学会ですが、その割に口頭発表の質疑が短く、深い議論ができないのが残念です。
また、ポスターの方も展示時間が短く、あまり深い議論や質問ができませんでした。
発表内容がしっかりした研究だけにもったいないなぁーと思います。
もっと議論のための時間や環境をつくってみてはいかがでしょう。
 

提案2:若手の企画をもっと

技術の深堀りにとても真摯に取り組んでいる印象で、口頭発表もポスター発表も聴講者が多く、みな真面目に聞いていました。
が、研究以外のことに触れる機会を作ってみるともっと有意義な学会になるはずです。
特に、学生や学位を取ったばかりの若手向けの企画があると良いと思います
たとえば学生同士の繋がりをもつ企画、進路を考える企画、企業とのコラボ企画とか。
ジャストアイデアではありますが、化学界や化学工業界が今後も現代的で多様な発展をしていくことを考えると、まだ古いままのように感じました。
特に若手がおとなしいという印象なので、それを手助けしてみてはいかがでしょう。
 

提案3:女性を受付にするのはやめましょう。

最後はおまけですが、一応。
女性をゼロにしろと言うつもりは全然ありませんよ。
今回は総合受付や発表会場の受付がほぼ全員女性でとても違和感を感じたので、それはやめませんかという話ですね〜
なんだかいろいろと学会上層部のおじさま方の考え方が目に浮かんだので、一応書いておきました。一応ね。
 
 
とりあえず全体像は以上です。
いやー普段行かない学会に顔を出すのはいいもんですね。とても勉強になります。
学会としても今後もますますの発展の伸び代があるように感じられ楽しみです。
 

【生活】体質改善して体重が3キロ増えた話。風邪はひかなくなりすこぶる体調がいいです。

どうもこんにちは。
最近暖かくなってきて気持ちがいいですね。
ケミカルリーマンの駄馬です。


今日は体質改善についての話をしようと思います。

体質改善に取り組んだきっかけ

取り組んだきっかけは子どもが産まれた直後に手足口病にかかり、取得した育休の半分を寝て過ごしてしまった経験です。
このときは心も身体もぼろぼろでした。一家揃ってぼろろぼろでした…

これはまずいと思い、多少お金をかけながらも体質改善を意識するようになりました。
ちなみにこの手足口病になる以前も、身体は決して強くはなく、風邪はひきやすいし口内炎もできやすいし、何度か胃腸炎にかかるような体質でした。

そんな訳で考えたのが、「免疫力を高める」ということです。身体を強くするために免疫力を高める。基本ですね。


免疫力を高める方法とは?

免疫力を高める方法を調べてみると次のようなことが見つかりました。
  • ストレスをコントロールする
  • 体温を上げる
  • 運動する
  • 食生活を見直す
  • 生活習慣(睡眠、呼吸)を見直す
もともとストレスは感じにくいようなので、手を付けていません。私は寝れば忘れるB型です。
この中では残りの四項目に手を付けてみました。

私はこうして体質改善した!


  • 体温を上げる

体温を1℃上げると、免疫力は5倍になるそうです。
さすがに体温を1℃上げるのは難しいでしょうが、とにかく効果は高そうです。
まず、簡単にできる事としてお湯を飲むようにしました。白湯ですね。
朝起きて1杯、会社に着いて1杯、お昼ご飯のあとに1杯、休憩で1杯、寝る前に1杯、といったところ。
飲むと内臓が温まるのを実感します。冷えていたんだなーってわかります。
胃腸が温まると動きも活発になるみたいで一石二鳥。水分を摂ることも良いと言われていますし、一石三鳥ですね。

次に防寒に手を付けました。
女性用のヒートテック腹巻きを購入し、毎日履いています。
冬場はタートルネックのシャツを着ています。1サイズ大きいのを買うのがおすすめですよ。裾は腹巻きにしっかりインできて、腕も手首が隠れるぐらい守ってくれます。
首元を冷やさないのは大事ですね〜。
あと寒いと思ったら躊躇なく厚着をすることや、カイロを貼ることですね。最近は靴に入れるカイロが売っているのでオススメです。

  • 運動する

これは体温を上げることと直結していますが、効果が高いように思いますよ。
車通勤をするようになってからほとんど歩かなくなり、体力の衰えを実感していました。運動は大事なんだなぁーといまは思います。

で、私は走るようにしています。ランニング。
朝通勤前に5分だけでも走ると、その日は調子がいい気がしています。
週末にまとめて30分ぐらい走るのもいいですね。こうすると2,3日は身体が温かいです。
走るのはランニングシューズを買ったりした方がいいし、最初は億劫だし、なかなか難しいですが、効果は高いと実感しています。

  • 食生活を見直す

お次は食生活についてです。
栄養とかも関係するのでしょうが、腸の活動を活性化させることが大事なのかなと感じています。
具体的には、1日1本の「R-1」を飲むようにしています。
R-1の効果か、あるいは腹巻き効果か白湯効果かかはわかりませんが、最近は胃腸の調子がいい気がします。

胃腸の調子が良いと、食べたものをよく吸収し、効果的にエネルギーに変えてくれます。このエネルギーが熱にとなり体温をあげたり、脂肪となり身体に蓄積されるのだと思います。
そうして私は体重が3キロ増えました。

ここでちょっと説明させてもらうと、体重を増やしたくても増やせない人たちって、一定数いるんですよね。
いわゆる痩せすぎの方々です。太り過ぎもよくないですが、痩せすぎもよくないんです。
体力がないとか、寒がりとか、体温が低くて免疫力が弱いとか、あるあるかと思います。
程度の差こそあれ私もそのような感じのひとりだったので、体重が増えたことは嬉しいことなのです。
ちなみにBMIも痩せすぎから正常の範囲に改善しました。

  • 生活習慣(睡眠、呼吸)を見直す

最後に、生活習慣について少し書きます。
睡眠はしっかり取るようにしました。
だいたい22時半〜23時に就寝し、5時半〜6時に起床する7時間睡眠の生活です。
これは…以前からあまり変わっていませんね。
ちなみに、1時間半の睡眠サイクルが良いと言われていましたが、「実際はあまり関係がない説」もあるようですね〜。

そして呼吸ですが、これも大事だと思い対策は考えつつ、まだ改善はできていません。
私は、「実は年中鼻詰まりで、常に呼吸が少し浅め」だということに最近気が付きました。
普段から深呼吸をよくする癖があるのですが、このせいかもしれません。
この件で耳鼻科を受診したことがあります。鼻詰まりの原因を断つのが一番ですが、それもなかなか難しいところがあるようで、レーザー治療をオススメされました。
で、この治療をやろうやろうと思いつつ先延ばしにしていたら、花粉の時期が来てしまい更に先延ばしに、という状況です。
これはまた追々…。

男は30歳で体質変わる説

とまぁここまで私の体質改善レビューを書いてきましたが、30歳が近づいて体質が変わっただけかもしれませんねぇ〜

原因と結果の因果関係がわからないままですが、とりあえず健康になったということでめでたしめでたしです!
私に似た体質でお困りの方はぜひ試してみてください!

【仕事】たまには出張もしてみよう。ちょっとした非日常が新しいアイデアをきっともたらしてくれるから。

どうもこんにちは。
ケミカルリーマンの駄馬です。
今日はちょっと遠くまで出張してきました。
溜まっていたポイントで新幹線のグリーン車に乗り、洗練されたオトナ気分を味わいながら帰路につきます。

定期的にふと思うのですが、実験が主な業務となる研究開発職のひとは会社に閉じこもりがちですよね。
そんなひとこそ、出張して外に出るべきだなと思っています。
研究室に配属されている学生さんも一緒ですよ。

なぜ出張するべきかと言うと、
・普段はでないような新しいアイデアや気付きがでやすいから
・何か新しいことを始めてみようと思えるから
です。

出張するときは
・普段より長い移動時間を伴い、
・普段とはちがうひとと出会う、
ことが特徴的です。
つまりはちょっとした非日常なわけです。旅行みたいなものでしょう。

この特徴として挙げた長い移動時間については、それがそのまま考える時間になります。
普段の通勤時間でも考えることはできますが、それは日常のルーティーンです。
今日はどんなスケジュールで仕事を進めよう、とか、この案件はこんな感じでいこう、とか。
一方出張の移動時間は、目先のことに縛られない自由な時間となり、普段よりも広い視野、長いスパンでの思考ができます。 

また、長い移動時間では、読書やネット検索などじっくりと普段とは違う情報源からインプットする時間がとれます。ここでインスパイアされながら考え事をするときに、ひらめきが生まれます。ひらめいたらその場でネット検索で確度を高めながら、メモに残すこともできます。


もうひとつが、普段と違うひとと出会えることです。
そこではいい意味でのちょっとした緊張感があるかもしれません。
専門とするバックグラウンドがちがうひとは自分とはちがう価値観、考え方をしているかもしれません。
この普段とはちがう環境が、新しい気付きを得るきっかけになるんですね。

今日は私は社内の別の拠点で実験をしてきました。
同じ会社といえど拠点によりルールがちがう、設備がちがう、スピード感がちがう、優先順位がちがう、などなど戸惑いが多いものです。
でも、こういう他流試合の環境でこそ、実験のやり方や組織運営のやり方に気付きが得られ、小さなイノベーションが起きるんですよね。


しかし、研究開発職の場合はあまり出張する機会が多くないかもしれません。
だからこそ、「敢えて出張を入れる」ことをおすすめします。
とくに出張する理由もないひとは学会に顔を出してみるのはいかがでしょう。
この時期ですと大きいところでは日本化学会がありますね。私も出席します。

そして、出張した分はちゃんと成果報告も忘れずにしないといけません。
「直近の課題を解決するヒント」が得られると報告しやすいのですが、それが難しい場合は、「他社動向や注目技術の定期調査」、「新しいビジネステーマの技術調査」あたりがそれっぽい理由で報告になりそうです。

ただし出張しすぎには注意ですね。
私も今月は出張が多く、実験がなかなかできないのでスケジュール調整ミスったかなーと反省…


ちなみに私は自分や家族の将来を考え、仕事の将来を考え、このブログを始めることを決め、実際にこのブログを開設しましたのは、すべて新幹線の中での話です。
たまたまかもしれませんし、だいぶ時間が掛かりましたが…



ところで今日のグリーン車は異様に込んでました…!学生の集団が多かったので、春休みのパック旅行かなにかでしょうかねぇ。オトナ気分とは程遠い新幹線でした。

裁量労働制は自律的に働くためのあるべき姿ですよ。

最近話題の裁量労働制
国会で話題になっていたのは、適用拡大のための法案改正と、その改正を主張する根拠となるデータに信頼性が無いこと、です。
野党はそこを突いてどうするのとも思いつつ、厚労省の出したデータもさすがに酷いなぁとも思いつつ。

今日はそもそもの裁量労働制はどうあるべきかについて考えてみます。

結論としては、
社員が自律的に仕事を進めていくためのあるべき制度である。
併せて、社内の制度運営の考え方のブラッシュアップと、法令としての罰則と、労基署の監督強化が必要である。
という考え方です。

まず、制度運営の考え方のブラッシュアップについては、裁量労働制を活かすも殺すも運営の仕方によりますよね、ということです。
私は裁量労働制フレックスタイム制と、業務に応じてどちらも経験したことがありますが、実際の働き方としてはどちらも大して変わりませんでした。
裁量労働の方が残業申請をする必要がないだけ楽だな、という程度でしょうか。
これは、恐らく働き方に対する考え方が変わっていないからですよね。
では、裁量労働をどう捉えるかですが、原則として報酬を成果ベースで算定する働き方であるべきではと考えています。
現在の裁量労働制は、実際の労働時間に依らず定められた時間を働いたと考えるものなので、これも報酬は時間ベースで算定する考え方に含まれます。この点がフレックス制と変わらない要因のひとつとなります。
そこで、裁量労働の場合は基本給+成果給とすることで、基本給+残業代の労働時間で考えるフレックス制と差別化できるはずです。
ここで、きっと成果ベースの考え方やその運営が大きな課題になりますよね。
成果をどう評価すれば良いか?成果がすぐにでないような研究業務はどう評価すれば良いか?評価がなかなかでない社員はどうすれば良いか?などなど。
ここを解決するために、冒頭の考え方をブラッシュアップするべきだというのです。
考え方としては、成果ベースの働き方が会社の競争力を高める、というものですね。シンプルに。
頑張ることはエラい、のですが、正しい方向に頑張ったから成果がでる、のですよね。
同じ成果には同じ報酬を出すから、なるべく省エネでやりましょうよ。消耗しちゃうよ。持続可能な生活をしようよ。といったニュアンスですね。
働き方と報酬と制度をセットで整えましょうという提案です。
いまの20〜30代はこういう考え方が割と浸透しているように感じますが、どうでしょう。幹部クラスや、実際に評価を下す部課長クラスへの浸透が必要ですかねー。

成果ベースで考えるやり方が浸透してくると、企業研究者はあまり企業に依存しなくなるんじゃないかなーと思います。
大学などのアカデミックな職場環境と同じで人材の流動性が出てくるというわけです。
プロスポーツとか、IT系の技術者のようはすでにそうですよね。
いわゆるフリーの研究者も出てきそうです。
そうなるとより研究者の地位というか存在感が高まってきて、業界がさらに発展するのかなーなんて思います。
そんな働き方改革こそ起こしてみたいものです。

ところで、ここまでは理想論的な考え方でしたが、そううまくはいかないものですよね。
法令を守れない企業も少なくないのが現実ではないでしょうか。
最悪過労死などの問題にも繋がる労働問題なので、いかに労働者を守るかという観点も必要です。
そこで冒頭の法令の罰則と労基署の監督強化も併せて必要、という考えです。
電通の事件は過労死させても罰金50万円でしたね。あまりに罰が軽すぎます。
もし万が一の時のために重い罰則を用意し牽制しながら、日常的に労基署が監視をし続けるというシステムが必要と思います。


働き方改革に関しては、私たちの働き方に直接関わってくる話です。国も企業も私たちも、是非前向きに建設的な議論を進めていきたいです。